自分をうまく表現できないのはなぜか

自分の気持ちをうまく表現できないという方は結構いらっしゃるのではないかと思うのですが、なぜうまく表現できないのか、その原因について、今日は書いてみたいと思います。

まず、自分の気持ちを伝えることにもどかしい思いをしている方のほとんどに、おそらく当てはまるのは、素直な気持ちを伝えたときに、否定や拒絶されたり、責められたり、あるいは自分の思いを表現したことで誰かが辛い思いをしたなどの、心に痛みを感じた経験を持っているということです。

これらの体験は、幼少期に体験されていることが多いでしょう。ということは、つまり親との関係が深く影響していることがしばしばあります。

何をやっても、いつも親は私のことを否定した、決して認めてくれはしなかったし、褒めてもくれなかった。そんな経験があると、在るがままの自分を相手に見せることをためらうようになります。

そして、相手の様子を伺いながら、相手が気に入るような自分になるように、そういう側面だけしか出せなくなっていきます。

その傾向が激しくなると、どんな自分も出せなくなるので、自分が本当は何を感じているのか、何が好きで何がイヤなのかといった、自身の真実から切り離され、全く分からなくなっていってしまうのます。

そういう状態のまま、大人になっていざ自分の気持や考えを表現しなければいけない状況になった時、とても混乱します。それを何とかして収めるために、様々な外の情報など、指針となりそうなものを手当たり次第に求めるようになったりします。

本来は自分の内側からやってくるはずの自然なサインが、全く機能しないので、そうせざるを得なくなっているのですね。

こうなると、恋愛も結婚も仕事も夢も、自分の気持ちとつながれないまま、巷に溢れる「理想的なテンプレート」をかき集めて、世間体の良い自分の輪郭を作り上げるような作業に必死になります。

けれど、結局それも自分の真実からはかけ離れているので、何も響かないしどこかフィットしない違和感を感じて、生き生きとした現実を生きるパワーも湧いて来ないのです。

このように、在るがままの自分を表現できないことの苦しみは、一言では言い表せないものです。

本当は自分を表現したいという思いを熱く持っているにもかかわらず、表現しようとすると、かつて味わった心の痛みがその瞬間に意識、無意識的に浮上してきて、「どうせ言っても分かってもらえない」などといった諦めという苦痛回避の働きによって、蓋をされてしまうのです。

それを無数に繰り返してきて、失望はやがて絶望になり、悲しみや無力感、無価値感、閉塞感などが心を覆いつくすようになります。

このようにして、自分の気持ちをうまく表現できないという状態が形成されて行くのです。

これは、表面的にとても活発でおしゃべりな人であったとしても、起こりえます。どうでもいいことは良く表現できるけれど、こと自身の真実に関してはガッチリ壁を作ってガードしているというケースもあるからです。

こういう場合、自分が壁を作っているということに気づいていない人もないわけではありません。というのは、自己イメージは「活発で明るく、みんなと仲良くしている自分」だったりすると、「自分との関係」については全く意識が向かないので、気づけないのです。

というか、「気づきたくない」という方が真実に近いかもしれません。

気づいてしまったら辛すぎるので、触れたくないわけです。

こうした状況を変えていこうとするときには、どうしても自分を表現することで傷ついたその気持ちを受け止めていくプロセスを通り抜けていかなければなりません。

そのプロセスの前で逡巡している時は辛いですが、傷ついた自分の気持ちを本当に迎えに行けると、とても心は安らかで、ホッと安堵した感覚が生まれます。

それは、その側に求めていたどんなものからも得られなかった安堵感でしょう。

ここが癒されると、少しずつ自分の真実を取り戻し、それを表現できるようになっていきます。

長くかかって形成された心の構造は、一朝一夕には変わらないかもしれませんが、自分の真実を取り戻すこの素晴らしいプロセスを慈しむことができれば、変化していく自分をもっと大切にできるようになるし、同時に、周囲からも愛され、信頼される自分になっていくでしょう。

どうぞ、自身の真実に出合う旅を、焦りながらさっさと済ませようとするのではなく、瞬間瞬間を楽しんでみてください。

みなさまの歩みが、愛と気づきに満ちたものでありますように。



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