波紋の中心

今日は何となく、ここのところの
気づきの流れを私自身の覚書として
書き留めてみたいと思います。

最近、自分の行為が引き起こす波紋と
相手の波紋、そしてその緩衝作用が織りなす
複雑な波紋の広がりをじっと見つめる
ということを意識して過ごしていました。

日常生活の中でも、散歩のとき、
トントントントン…という自分の歩みの
一歩一歩が、この時空間に起こす波紋を
感じながら歩いてみたり、

ヨガの呼吸法をするときも、
その呼吸の行方を追ってみたり。

相手とのやり取りの中で、
自分の投げ込んだ言葉が相手の中で
どんな波紋を起こしているのか。

相手のリアクションはそこで起こった
どんな波紋に由来しているのか。

そしてそのリアクションは、私の中に
またどんな波紋を起こすのか。

そんな、様々な波紋の行方を
じっと追ってみました。

そのうちに、今度はその波紋の行方ではなく、
波紋の中心では何が起こっているのか?
というところには意識が行ってなかったな
と思い、まさに「波紋が起こるところ」に
関心が移ってきました。

前後して、私の中では
もっと深く、内なる神に根付いていきたい
という思いが強くなってきていて、
意識を向ける比重が高まってきたころ合い
でもありました。

この部分にどれだけ根付いているかで、
私から起こっていく波紋の質も随分違った
ものになっていくのは確かだと思っていましたが、

この「波紋の中心」はそれ以上に
何か重要な示唆があるようで、
ここにきて色々なキーワードがやってきています。

年初に2月に空海の映画が公開されるのを知って、
原作でも読んでおこうかな~と調べてみると、
作者はなんと夢枕獏さんでした。

懐かしいな~、「陰陽師」とか、中学生のころ
夢中で読んでたな~と思いつつ早速
沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を読んでいくと、

巻末に収録された鼎談の中で、獏さんが
中沢新一氏の「精霊の王」という本を取り上げ、
「石神(シャクジン)信仰」について
語られていました。

実はこの「シャクジン」という言葉、
私にとっては十数年ぶりに再びやってきた
重要なキーワードで、

うわ~、ここで来たか!と、
かつてプッツリと途切れてしまった
糸を再び見出したような興奮を覚えました。

当時も私は柳田邦夫の石神信仰に関する
研究の数々に触れたわけでもまったくなく、

ただ自分に起こった不思議な導きの中で
ほんのわずかにその言葉が出てきただけでした。

まだネットの検索機能もさほど使いこなしていた
時代でもなかったので、調べるにのにも
あまり意味ある情報には出合えなかったのです。

その不思議な導きというのは、
ある夜、寝入りばなの意識に突然現れた
日本地図と、そこに立ち上っていた
巨大な3本の光の柱というビジョンが
始まりでした。

その柱の1つが都内のとある神社であることが
わかったので、実際にそこにも行ってみたのですが、
その神社で「シャクジン」というキーワードに
行き当たったのです。

シャクジンというのは、境界の神様であるらしい、
全国にその痕跡が祭られているというくらいの
情報がわかっただけで、

その光の柱の探究も、その他の小さな
光のポイントを数か所、訪れただけで
その後はまったく途絶えていました。

あれから20年近くの歳月が経って
再びやってきたこのキーワード。

中沢氏は同書の中で、
このシャクジンなる神が、
猿楽の「翁」であり、天台系の寺院に
祀られている「摩多羅(またら)神」であると
述べています。

猿楽の「翁」は、能楽に疎い私でも
猿楽者にとって最も重要な演目である
ということはどこかで聞いたことがあります。

そして「摩多羅神」は、常行堂の阿弥陀仏の
ちょうど背後にあたる暗い後ろ戸の空間に
置かれ、阿弥陀仏の行う救済の働きを守護
しているのだそうです。

まぁ詳細はおくとして、とにかく
とても重要な働きをする神さまらしい
のです。

以下、同書から中沢氏の言葉を引用してみます。

金春禅竹が解釈を加えた「翁」は、「カオスモス(カオス+コスモス)」のなりたちをしている。「翁」は宿神である。ということは「翁」の背後には、目に見えない高次元の「シャグジ空間」が、まるで不思議な生き物のように呼吸をしたり、変身したり、動いたりしていることになる。

それは目に見えない潜在的な空間の成り立ちをしている。そして、その内部には現実世界をつくりだす力と形態の萌芽がぎっしりとつまって、渦を巻いて絶え間なく運動をしている。潜在空間と現実世界との境界に形成される、薄い膜のようなものをとおして、普段に何かが出入りをおこなっている。

したがってそれをカオスモスと名づけることができるのだが、そのカオスモスとしての宿神=シャグジ空間から「翁」は出現し、現実の世界の中で優雅な舞いを見せたあと、ふたたびこの空間の内に帰っていくわけである。
(「精霊の王」中沢新一著 講談社刊)

このシャクジンというキーワードが、
何か私が今意識を向けている
「まさに波紋が起こる場所」に関係があるのでは
ないかな~、と感じているわけです。

今月はこのほかにフリーエネルギーに関する
気になるレポートも呼んでみようと思っているのですが、
このシャクジンもフリーエネルギーも、

「ゼロポイント」につながっているような気がしています。

色々なヒントがちらちらとしていますが、
とりあえずはもう少し考察を進めてみよう
というところです。



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