志の根

最近、思うところってこんな本を
読んでおります。

「座禅のすすめ」(禅文化研究所刊)

なんかちょっと軽めの禅の本を読みたいな~
と思って図書館で手にした本なのですが、
私自身は座禅は体験したことはありません。

阿字観には2回ほど行ったことがありますが。

去年だったか一昨年だったか、
テレビで大船の「田谷の洞窟」をやっていて、
いつかぜひ行ってみたい!と思っていたところ、

丁度、友人も行きたい!ということだったので
連れだって阿字観に行ってきました。

以前はろうそくとゴザを持って入っていたようですが、
その時は既に洞窟内に明かりが整備されていて、
ろうそくは持って入りませんでした。

以前の暗い洞窟を知っている方にとっては
残念なことだったかもしれません。

手ほどきをしてくださったご住職は
厳しいところもある一方で心根はとても
お優しい方なのだな、というのが
その振る舞いからにじみ出る方でした。

随分足が悪くなっておられたようですが、
それもあっての洞窟の明かり整備だったのかも
しれません。

洞窟に入る前の作法や、中での注意点など
レクチャーを受けてから、初めてということで
ご住職のすぐ後ろにゴザを持ってついて
入りました。

それぞれ座る場所を支持されて、
そこで小一時間ほど座ったでしょうか。

独特の空気感のある場所で、
かつてそこで修行していた方たちや、
その他諸々の存在たちの気配に囲まれて
いるような、身の引き締まるような
思いで座らせていただきました。

けれど、ご住職の導きによって、
とても守られている感覚があり、
すごく安心して座っていられました。

あと1回は、高輪にある高野山東京別院
行われている阿字観です。

こちらは本堂で行われているのですが、
座る時間が短くて、ちょっと物足りなかったです。
まぁ、私の集中力のなさ故ですが。

前置きが長くなりました。

この本には禅会常用経文が載っていて、
四弘誓願文とか、田谷でご住職について読んで、
数多のお坊さんたちは、この誓いを胸に
修行されたんだな~と、じ~んと来たり
したのを思い出しました。

その他、食事の前に唱える
「五観文之偈(ごかんもんのげ)」というところに
目が留まりました。

  • 一 計功多少 量彼来処 : 功の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
    二 忖己德行 全缺應供 : 己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず。
    三 防心離過 貪等為宗 : 心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
    四 正事良薬 為療形枯 : 正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
    五 為成道故 今受此食 : 成道(じょうどう)の為の故に今この食(じき)を受く。
    (Wikipediaより引用)
    (略訳)
    一、この食物が食膳に運ばれるまでには、幾多の人々の労力と神仏の加護によることを思って感謝いたします。
    二、わたくし共の徳行の足らざるに、この食物を頂くことを過分に思います。
    三、この食物に向って貪る心、厭う心を起こしません。
    四、この食物は、天地の生命を宿す良薬と心得て頂きます。
    五、この食物は道業を成ぜんが為に頂くことを誓います。
    (「座禅のすすめ」より引用)

こういう言葉を毎食前に唱えながら、意識を向けて
いただいてきた人たちの志に触れるようで、
とても清々しいというか、襟を正される
思いがしました。

ただ漫然と日々を過ごすのではなく、
この生をいかに生きるか。

余程のことがなければ今のこの日本では
なかなかこのような志というものを
立てにくい時代なのではないかと思います。

でも、こういう志を持ちながら生きていた
人たちが、確かにこの国にはいたのですよね。
そして、今もどこかに。

何気ない日々の生活を丁寧に生きるとは、
意識していても、こうした「志の根」がないと
なかなか難しいものです。

そういう意味でも、こうした言葉に触れるのは
少しでもその香りを自身に移すようで、
何か迷いを祓い、道に引き戻してくれそうな
気がします。

この言葉を読んでいて思ったのは、
これは食物をいただくときためだけのことでは
ないな、ということでした。

あらゆる体験を自身の糧としていくときに、
必須の在り方ではないかと思うのです。

つまり、食べ物をえり好みしないのと同じく
いかなる出来事も貪らず、厭わず頂くこと
だったり、

この出来事が起こるまでに、どれだけの
導きや陰ながら支えてくれた存在たちの
サポートがあったかに心を向けることとか、

どんなにきつい出来事も、良薬だと思って
受け取ることができるかとか。

今目の前にあるすべてを、
感謝して謙虚に受け取る姿勢があって初めて
それを自身の血肉にすることができます。

いかにいただくかが、その血肉の質を
決めるのです。

日々自分が何をどのように頂いているか。

改めて、意識して見たいな~と思いました。



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