心にちゃんと触れることができる、という人徳

よく、学校教育の場なんかで
人の痛みのわかる人になろうとか
思いやりのある子とか、
言われることがありますね。

私も小学生の時に、先生からよくそんな言葉を
聞かされた記憶があります。

でも、いくら言われても、
言われたからってできるものでもないし、
思いやりのある子は、言われる前から
既にできてるんですよね。

じゃぁ、大人たちがそういう風に言い聞かせることに
全く意味がないのかと言えば、ないわけでもない
けれど、スローガンばかり叫んでてもダメで、

実はその状態を実現するためには、
もっと具体的にやらなくちゃいけないことが
あるんじゃないかな~と思うのです。

まぁこれは、学校教育に限ったことではないのですが、
たとえば、リーダーシップや人徳を身に着けたい
とか思ったときに、どうやったらそれが
本当に自分の血肉となって身に着くのか。

表面的な行動を気を付けて理想の形にすれば
なれるかと言ったら、そういうものでも
ないわけです。

もっとその手前の、内面的な部分に意識を向けて
いくことが必須だと思います。

そうでないと、自身の実際の状況の中で、
ものすごくちぐはぐな言動になってかみ合わず、
空回りしてしまうことになりかねません。

けれども、その内面的な部分をどう作ったらいいのか、
ということが、示されていないことが多いのですよね。

だから、どんなハウツー本を読んでも、
掛け声をかけても、ちっとも身につかない、
目指す形にならないわけです。

たとえば、先の「思いやりのある人」になってほしい
と思うのであれば、実は他者を思いやれるように
なる前に、自分自身を大切にできるように
ならなければいけません。

自分自身を大切にするというのは、どうやったら
自分を大切にしたことになるのか、ということ自体が
わからない人も多いのですが、

自分が辛い状況に在るときに、
自分自身を見捨てないでいることとか、
自分の気持ちや思いにちゃんと耳を傾けて
受け止めることとか、
自分で自身を傷つけるようなことはしないとか、
色々あるわけです。

要は、自分が人からされて嫌なことを
自分にしない、人からされたら嬉しいことを
自分にしてあげることです。

世間では、まず自分にこれができる前に、
人に対してこれをしなさいって教えられることが
多いような気がします。

私自身、自分がされたらいやなことを
人にしないって親や先生から言われた記憶は
ありますが、

上記のようなことを言われたことは
一度も聞いた覚えがありません。

ここまで感情のことを探求してきた今、思うのは、
これでは順序が逆だよねってことです。

自分に対してできないことは、
他者に対してもできません。

自分が本当に自分を大切にすることができる人は、
他者の辛さに触れても、動揺したり否定したり、
無視するようなことはありません。

自分の辛さも受け止められているので、
他者の辛さも受け止め、寄り添うことが
できますし、必要なだけ手を差し伸べて、
見守ることができるのです。

一方、自分の気持ちを受け止められない人が
他者に優しくしようとすると、

自分の気持ちを抑圧して行動するか、
あるいは、トリガーされた自分の気持ちに
引きずられて、適切ではない行動に
駆り立てられてしまったりします。

どちらも、本当に他者の気持ちに触れて
理解した上での行動ではないので、本質的に、
互いに気持ちのいい交流にはなりません。

どういうことかというと、
頭で自分がこうすればいいだろうという
イメージからの行動なので、それが本当に
相手にとって適切なのかどうか、ということは
精査されていないのです。

なぜそこが欠落するのかと言えば、
相手の心情に本当に触れることができないからです。

自分の辛さなどの気持ちに触れて受け止めること
すらできていないので、他者の中にそれを
見たときにも、やはり受け止められないのです。

だから、触れないままに、自分の勝手なイメージで
推測することしかできない。

相手のことがわからずにかみ合わない、というのは、
こういうことなんですね。

だから、相手を思いやれる人になるにはまず、
自分の気持ちをしっかり受け止められる人に
なることが必須なのです。

他者の気持ちは受け止められるけれど、
自分の気持ちは受け止められないっていうのは
あり得ないですからね。

ここまで理解したうえで、「思いやりのある人」
になろうと言っている人がどれだけいるでしょうか。

リーダーシップも、組織運営のテクニック的な
ところはあるでしょうけれど、

人の心を束ねていくときにはそれだけでは
強固な結束や信頼関係は築けません。

この人だからついていく、この人なら信頼できる、
と思えるくらいのものは、テクニックじゃないんですね。

ハートの温かさももちろんだけれど、
どういうときに人はそれを感じるかと言えば、
やっぱり気持ちが互いに触れ合えていて、
ちゃんとわかり合えている、という確信があるときです。

だから、他者の心にちゃんと触れることができる、
というのは、それだけで既に人徳なんですね。

上に立つ人ほど、ぜひこういう温かいハートの器を
身に着けてほしいものだと思います。



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