心の傷の時代背景

世代間に連鎖する心の傷って
このブログでも何度も取り上げてますけれど、
時代背景から来るものの影響も
すごく大きいですね。

これまで様々な方のセッションをさせていただいて
先の戦争(応仁の乱とかじゃないですよ~。
第二次世界大戦のことです)の傷が、

今を生きる私たちの中にも深く残っていることを
まざまざと見たことが何度もありました。

日常を生きていると、ほんの70年余り前のことを
それほど身近に感じる機会も少なく、
今では大昔の歴史上のことのように
遠い昔になっていて、

たまにお隣の国がそのことについて
色々言っているのがニュースになったりしますが、

その時代を生きた私たちの祖父母や曽祖父母、
あるいは戦後を生きた親の世代の人生が、
私たちの成長のプロセスに、拭い難く
影響していることを否定できません。

よくテレビとかで「戦中戦後の混乱」と
言われたりしますが、

それが個人の人生にどんな影を
落としていったのか、
その傷がほんとうに生々しいんですね。

感情解放のセッションでは、
相手の意識の中に入ってみて、
その人の感じていたもの、思いなどを
読み取るということをします。

自分から親へ、そしてまたその親へと何世代も
遡っていくこともよくあるのですが、

戦争を経験した世代に、しばしば
強い混乱やどうしようもない絶望、孤独、
ショックなどのエネルギーが、
かなりのボリュームで封じられているのを
読み取ることがあります。

その時代のことですから、
まだ心のケアなんて概念すらないままに、

非日常の地獄絵図を経験した人々が
その心の後遺症となんとか折り合いをつけながら
どうにか生きてきたのでしょう。

叫び出したいような衝動を持ったエネルギーを
押し殺して普通に生きようとすれば、
どこかで無理をして、不意にそのエネルギーが
暴力などと言った形で噴き出したりもしたでしょう。

何かの機会に戦後、「浮浪児」として
生きてきた人の手記を読んだことがあったのですが、

「浮浪児」の中には、親が戦災で亡くなって
孤児となった人ばかりでなく、

戦地から帰還してきた父親が振るう暴力で
家庭にいられなくなり、自ら家を出て
孤児になった人も少なくなかったそうです。

折角父親が生きて帰って来たというのに、
そんな現実もあったのかとものすごく
衝撃を受けたのですが、

ごく普通の日常を生きていた人が
召集令状一枚で戦地に送られ、
普通でない死と隣り合わせの世界を
経験してきたわけですから、
そうなるしかなかったのかもしれません。

そうして家を出た子供たちは、東京であれば
上野などのターミナル駅や闇市の周辺に集まり、
もの拾いや窃盗をしたり、あるいはお店の
手伝いをさせてもらったりしてどうにか
生きていたと言います。

すごいなと思ったのは、上野駅には
集まった人で横になるスペースもなく、
大小便もその場でしていたとか、

また新聞には1日6人の子供の死体が
処理されたと出ていたけれど、当時は
自分たちで仲間の死体は処理していたから
実際はもっと多かっただろうとか、
そういう話がでてくるわけです。

今、私も上野駅をよく利用しますが、
昔上野駅周辺には闇市があったという話は
知っていましたし、アメ横あたりにも
その頃の気配は感じても、

最近ことにきれいになったこの駅で、
ほんの70年の昔、そんな風に過ごした人たちが
いたというのは衝撃でした。

「戦中戦後の混乱」という言葉面だけでは、
そういう人たちがどんな思いで、何を抱えて
生きていたのかなんて、到底わからないものだ
というのを改めて感じました。

そんな人ばかりではなかったかもしれませんが、
セッションの中で、そうした先祖の人生の
痕跡に触れるたび、その膨大なボリュームの
感情のエネルギーに、生々しく「戦争の傷」
というものを感じるのです。

戦争を経験していない世代になって久しい
現代を生きる私達でも、どうしようもない
思いを抱えていることって、珍しくは
ありませんね。

そしてそれをどう処理したらいいのかも
わからないままに持て余しながら生きることが
どれほど辛いか、みなさんも経験されて
いることでしょう。

その辛さの遥か何倍もの衝撃を受けた心を
抱えながら生きた先祖がいたことにも、
ほんの少し思いを馳せて、その人生をねぎらって
差し上げたら、その御霊も報われる
のではないかな、と思います。

セッションの中では、先祖の中のそうした
痛みのエネルギーを解放していくと、
ストーリーがどんどん穏やかで調和したものに
変化していきます。

暴力を振るい、怒鳴り散らし、
愛することも愛を受け取ることもできなかった
人が、穏やかに家族を愛する様子に
なっていきます。

すると、ずっと承認や愛を求め続けていた子供は
満たされて、代償行為をしない、伸びやかな
表現で人生を生きるようになるのです。

こうして、今を生きる私たちまで、
その傷の連鎖は癒されていきます。

今、日本が戦争をできる国になっていってしまう
のではないか、という懸念もある中、

これほど深い傷を長期にわたり残すようなことを
決してすべきではないし、為政者の行いに
無関心でいてはいけない、とも思うのでした。



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