自ら被害者になることでエネルギーを得る人々

様々な方の心の内を掘り下げていて、
つくづく人間の心理というのは
複雑怪奇で興味深いと思うのですが、

思いもしないような行動心理が
次々と明らかになっては、
本人も驚愕するということが
よくあります。

もう何十年も苦しみ悩んできたはずなのに、
実はそのことによって支えられ、
エネルギーを得てきた構造があった
(だから容易にその状況から離れられない)とか

ずっと自分は横暴極まりない家族の被害者だと
思っていたのに、実はそういう行動を
暗に促していたのは自分だったとか。

一見して話を聞いて見ただけでは
とても見極めがたい駆け引きやトリックが
そこかしこにあるものだと感じます。

それが、見るからにちょっと癖があって
人から嫌われそうな人の中に見るのではなく、
とても人当りも良いし、楽しくおつきあい
できるような方の中にも普通にある。

もちろん、私自身の中にもあるでしょう。

そういう気づきにくい、非常に精密に
構築された関係性の綾を掘り起こして
目の当たりにするたびに、
感嘆の念を禁じえません。

それが、どんな推理小説を読むよりも興味深く、
いつもセッションに臨むときは、今日は
どんな物語に触れることができるのだろうと、
楽しみにしているところです。

昨日の記事でもご紹介した「幸福否定の構造」
もそうですが、本当に人間って摩訶不思議
な生き物です。

そんな構造の一つに、自ら被害者になることで
相手に罪悪感を抱かせ、その罪悪感を
自らのエネルギーとして使う、
というものがあります。

普通に考えたら被害者になることは
苦しみを背負うことでもありますから、
避けたい状況のはずです。

でも、本人の顕在意識とは別に、
自らそういう状況を選ぶことがあるんですね。

そうして、陰に陽に、こうなったのは
あなたのせいだ、という痛みの転嫁を行うことで
相手から罪悪感のエネルギーを引き出します。

こうすることで、
その人は相手との関係性において、
優位に立つことができるのです。

これにより、物事を自分の思うように
有利に進めることができる、というメリットを
割と長期間にわたって手にすることができます。

だから、こういう構造は親子やパートナー間など
ある程度長期間つながっている関係性において、
よく目にします。

もちろん、被害者としての苦しみも
深いものでしょう。

けれど、よ~~~く掘り下げていくと、
その状況を避ける可能性はそこかしこにあるのに、
常にそれは選ばないんですね。

なぜか。

相手より優位に立ってエネルギーを奪う
というメリットを得られなくなってしまうからです。

でも、そういう駆け引きを計算していることは、
自分の意識にも気づかれないように注意深く
隠してしまいます。

気づいてしまったら、「被害者」である
という立場が崩れてしまうからです。

そういうことを意識的にやるのは「加害者」であり
反社会的組織等の方たちは、よくこういうやり方を
しますね。(当たり屋とか)それと同じ構造です。

確かにこうしてエネルギーを得ることは
できますが、かといってその人はそれで
パワフルにはなりません。

常に被害者としてのポジションをキープ
しなければいけないので、決して
自由ではありませんし、苦しいうえ、

そうやって「脅し取った」エネルギーは
大したボリュームもなく、
恐れの要素を含んでいるので、
気持ちのいいものでもありません。

言ってみれば、感謝の思いで育てられた
農産物を食べるのではなく、ストレス一杯で
農薬もたっぷり使って育てられた食べ物を
摂取するようなもの、と例えれば
わかりやすいでしょうか。

体にも心にも悪そうですね。。。(^^;

でも、なかなか簡単にはやめられないのは、
手軽に、しかも確実に得られるエネルギー
であるがうえに、

やめるには、替わりの健全なエネルギー源を
確立していなければならないからです。

そのエネルギー源とは何かというと、
自分自身の真のパワーと導きに
つながることです。

けれど、自分自身を疑い、不信を抱く人は
まず自分と和解し、本当にその導きと
パワーに触れるというプロセスを
通過しなければなりません。

誰かに言われた概念を鵜呑みにして
インストールするとかでは、
それが本当に自分の真実にはなりませんので、

必ず不安の中で、元の脅し取ったエネルギー
を使うことに戻ってしまいます。

多くの人は、
自分の真のパワーと導きにつながる、
というととても喜んでそうなりたい!と言いますが、

実際それを体現しようとすれば、
自分がいかに自分を信じていないか、
という事実に嫌というほど直面するでしょう。

自分は、どこまで自分を信頼できているのか
というところを精査しないままに
何となくの雰囲気でその気になっていても、
必ずどこかで行き詰ります。

自分は、外部からの質の悪いエネルギーに
依存しなくても、本当に自身の内から
湧き上がる力と導きて生きていける!
という感覚を、自身の体験から肌で
知らなくてはならないのです。

結局、根っこはそこなんですよね。

健全で、もっともパワフルなエネルギーを
避けて目先の手軽な質の悪いパワーを
求めないように、ここは自分の在り方を
注意深く整えていくことです。



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