はじめまして。ヒーリングゲートのKOUです。
スピリチュアルヒーラーとして、出会った方々に心と身体、魂の癒しをサポートするお仕事をさせて頂いています。
こんな仕事をしていると、「元々色々なものが見えたりエネルギーを使ったりという事ができる方だったんですか?」とよく聞かれるのですが、私は小さい頃からそういう力があったわけではありません。
本当に運命的な経緯があって導かれてきたのですが、私のことを知っていただくために、その辺りのことを少しお話させていただきますね。
私は元々、そんなに鋭い霊感のある方ではなく、小学生の頃にドッペルゲンガー(自己像幻視)を見たことはあるものの、幽霊も見たことはありませんでした。ただ、勘の強い子供ではあったと思います。
母は子供の頃から、いわゆる「見える人」で天然ヒーラー的なところがあったので、多少影響はあったのかもしれません。我が家ではちょっとした不調やけがをしたときも、母が何かぶつぶつ言いながら「払って」くれたりして直ってしまうのが普通の光景でした。
母は「今こんなものが見えた」とよく言うのですが、私には見えないので「ふ~ん」と聞いているだけです。
そんな環境で育ったので、スピリチュアルなことにはそれなりに興味はあって、中学、高校のときも様々な神秘学や心理学、宗教などの本を読んでいました。
けれど、成長するにしたがってそうしたものはただの趣味や興味の一部になっていき、現実生活に適応することの方が大事になっていきました。
とは言え、友人たちと集まると、なぜかスピリチュアルな話が私に振られてくることもしばしばでした。
旅行先のお寺で不動明王の像があると、「ねぇ、不動明王のマントラってどんなだっけ?」と、さも当然私が知っているだろうという感じで聞いてきたり(何故私に聞く!?(^^;)、「肩が急に重くなったんだけど、何かいる?」と聞かれたりしていました。(もちろん、当時の私はわかりません!)
社会人になってからは、ますますスピリチュアルからは縁遠くなっていきました。
ヒーラーになる前は小さな新聞社で編集の仕事をしていて、活字と時間との格闘の日々でした。私はこの仕事が大好きで、時間に追われながら、毎瞬飛び込んでくる記事を組み上げるスリリングでエキサイティングな仕事に誇りをもっていました。
自分でも、本当に天職だと思っていましたし、充実した、幸せな日々を過ごさせていただいたと思っています。
けれど、ある時期に急に何かをしなければいけないという抑え難い衝動が私を突き動かすようになりました。
一体何をしたらいいのか全く見当もつかないままに、しばらく悶々としていたのですが、そこで私がやったのが、レイキのアチューメントを受ける事でした。
今思えばそうしてそういう選択をしたのか、さっぱり覚えていないのですが、何か私自身の魂のプログラムが作動して導かれたということなのかもしれません。
そしてその3か月後、運命は大きく動き出し、職場環境の大きな変化によって心身が耐えきれなくなり、5か月の休職を余儀なくされることになりました。
本当に1か月はベッドからもほとんど起き上がれなかったほどで、少しずつ動けるようになっても、普通に電車に乗れるようになるまでに、4か月くらいはかかりました。
ボロボロになった心と体を抱えながら、元の職場に復帰するのかどうか、不安と焦燥感の中で繰り返し自分に問う日々でした。
本当に大好きな仕事だったので、離れるのは断腸の思いでしたが、やはりもう戻れないだろうと言う事実を受け入れるしかありませんでした。心も体も限界をとうに超えて、絶対に復職には「拒否」の答えしか出てこなかったのです。
このときのことをいま振り返ってみると、そこまで完膚なきまでに打ちのめされ、物理的に戻れないようにならない限り、私は活字の仕事を諦めてヒーラーになることは無かったと思います。きっと次もまた、活字の仕事を探していたでしょう。
そうして、私は新たな道を模索しなければならなくなりました。
そこで私が目指したのが、ヒーリングの世界でした。
レイキのアチューメントを受けたヒーラーさんに「あなたはもうそちらの世界ではなく、こちらの世界に来る人よ」と促されたことや、その時から10年以上も前に受けた別のヒーラーさんのリーディングセッションで、「あなたはヒーラーに向いているよ」と言われた言葉を突如として思い出したこともあります。
当時はそんなことを言われても、「何言ってるの?この人」とまるで響きませんでしたが、多分その方には将来、私がヒーラーになることが見えていたのでしょう。
ヒーラーなんて、一体どうやってなれるのか全く分かりませんでしたが、とにかく学ばなければならなかったので、様々な方のセミナーを探しては受講し、必死でヒーリングを学んできました。
これまでのどんな時代よりもスピリチュアルな世界に門が開かれていたという時代的な背景もあり、ヒーリングを学ぶチャンスはいくらでもありました。
そうして様々なヒーリングテクニックを学んでいく内に、自分自身の過去世などもたくさん見るようになりました。一緒に学び始めた同期に比べて、私は割と最初からそうしたものがよく見えていた方だったようです。
そして様々な過去世を見ていくと、サイキックな能力を使って色々なことをしていた時代がかなりあることが分かってきました。
つまり、私が今回の人生で、ヒーリングと言う仕事をすることになったのも、突然そうなったわけではなく、それなりに背景があったのだということが分かったのです。
こうした経緯から、私はスピリチュアルな世界に足を踏み入れたわけですが、それは私にとって、もはや趣味ではありませんでした。
あんなにも大好きで天職だと思っていた仕事を諦めたのだから、それ以上に誇りをもってヒーリングと言う仕事ができるようになろう!という強い決意でここまで、不器用ながらも私なりに研鑽を重ねてきました。
おかげさまで2010年1月にヒーラーとしての活動をはじめ、半年後の6月には東京・門前仲町に自身のサロンを構えることができ、ここを拠点に、これまで多くのクライアント様たちにセッションやセミナーを提供してきました。
縁あって出会ってきたみなさまに支えられ、叱咤・激励されながらここまで来られましたことに、本当に深く深く感謝申し上げます。私がヒーラーとして今このように在るのは、育てて下さったみなさまがあるからです。
これからも、本当に自分自身に深く向き合い、大地にしっかりと自身の足を付けて生きていけるような、そんな在り方を体現していくヒーリングを、真摯に、誠実にみなさまに提供していきたいと思います。
この出会いが、みなさまの魂の真の願いを生きるための、一つのきっかけとなりましたら幸いです。
スピリチュアルヒーラー KOU